判例時報 No.2589
2024年6月11日 号 定価:850円
(本体価格:773円+10%税)
■判決録
<行政>3件
<商事>1件
<民事>1件
<刑事>2件
■判決録
<行政>3件
<商事>1件
<民事>1件
<刑事>2件
◆判決録細目◆
◎刑事施設に収容されている者が収容中に受けた診療に関する保有個人情報の全部を開示しない旨の決定につき国家賠償法1条1項にいう違法があったということはできないとされた事例
◎1 租税特別措置法施行令(平成29年政令第114号による改正前のもの)39条の16第1項を適用することができないとした原審の判断に違法があるとされた事例
2 増額更正処分後に国税通則法23条1項の規定による更正の請求をし、更正をすべき理由がない旨の通知処分を受けた者は、当該通知処分の取消しを求める訴えの利益を有するか(積極)
▽1 覚醒剤営利目的輸入の事案(受取型)において、「裏バイト」等の語句を検索してやり取りをするようになった投稿主との間のメッセージ内容や、被告人のインターネット閲覧履歴等を検討の上、被告人に故意があったと認めるには合理的な疑いが残るとして、被告人に無罪を言い渡した事例(①事件)
2 覚醒剤営利目的輸入等の事案(受取型)において、海外の基金を受領するための手順として荷物を受け取ることになった経緯等を検討の上、被告人が違法薬物かもしれないと認識していたと断定する強い決め手となる事情が立証されておらず、故意があったと認めるには合理的な疑いが残るとして、被告人に無罪を言い渡した事例(②事件)
◆最高裁判例要旨(2023(令5)年12月分)