判例時報 No.2334
平成29年8月11日 号 定価:845円
(本体価格:768円+10%税)
憲法訴訟の実践と理論(5)
──アンケート調査による個人情報取得と
プライバシー権・表現の自由──……毛利 透
特集 原発差止訴訟 ―第二回―
高浜原発差止仮処分命令申立事件
大阪高決平29・3・28(高浜原発仮差止(二次)保全抗告審)
解説と決定全文
大津地決平28・7・12(高浜原発仮差止(二次)保全異議審)
決定全文
■判決録
<民事> 2件
<刑事> 2件
◆記 事◆
憲法訴訟の実践と理論(5)
──アンケート調査による個人情報取得とプライバシー権・表現の自由──……毛利 透
◆特集 原発差止訴訟─第二回─◆
高浜原発差止仮処分命令申立事件
高浜原発運転禁止の仮処分命令の認可決定及び仮処分命令が保全抗告審で取り消され、仮処分命令申立てが却下された事例
大阪高決平29・3・28(高浜原発仮差止(二次) 保全抗告審)解説と決定全文
大津地決平28・7・12(高浜原発仮差止(二次) 保全異議審)決定全文
◆判決録細目◆
民 事
○特別の事情による仮処分の取消しのための担保の事由が消滅したとされた事例
(東京高決平28・7・20)
○認知症により要介護三の認定を受けた高齢者が締結した根抵当権設定契約につき、意思能力がなく無効とされた事例
(広島高判平28・12・1)
刑 事
▽一 生後二か月の実子に対し、頭部に強い衝撃を与える何らかの暴行を加えて死亡させたとされる傷害致死被告事件について、被告人にのみ犯行可能性のある時間帯以前に既に死因となった脳損傷が生じていた可能性を否定できないなどとして、無罪が言い渡された事例(①事件)
二 難病に罹患した三歳の女児が低栄養により死亡した事案について、養父である被告人に、主位的訴因である保護責任者遺棄致死罪の成立を認めず、予備的訴因である重過失致死罪の成立を認め、執行猶予付きの禁錮刑を言い渡した事例(②事件)
(①大阪地判平28・2・26、②大阪地判平28・1・28)