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判例時報 No.2077
             平成22年7月21日 号 定価:円 (本体価格:円+10%税)

 


◆記事◆

イギリスにおける被疑者取調べとその可視化――「録音」「録画」で揺れる歴史とデジタル・ネットワーク化計画……指宿信

現代型取引をめぐる裁判例(258)……升田純

海外刑法だより(302)

執筆三〇〇回に寄せて――愚直、わが道を行く(3)……森下忠

◆ 判決録◆

行政

○ 衆議院議員選挙区画定審議会設置法三条の衆議院小選挙区選出議員の区割りの基準を定める規定及び公職選挙法一三条一項、別表第一の右区割りを定める規定の合憲性

(東京高判平22・3・11)

民事

◎更生会社であった貸金業者において、届出期間内に届出がされなかった更生債権である過払金返還請求権につきその責めを免れる旨主張することが、信義則に反せず、権利の濫用にも当たらないとされた事例

(最二判平21・12・4)

◎専願等を資格要件としない大学の推薦入学試験に合格した者が入学年度開始後に在学契約を解除した場合において、いわゆる授業料等不返還特約が有効とされた事例

(最三判平22・3・30)

○県立高校の生徒が陸上競技大会に出場し、棒高跳び競技中に負傷した場合、顧問教諭に過失があったとして、県の国家賠償責任が認められた事例

(福岡高判平22・2・4)

○一 債権者が債務者の第三債務者に対して有する債権を債務者に代わって取り立て、その支払を受ける旨の代理受領について第三債務者が承諾していた場合における第三債務者の当該債権を受働債権、債務者に対して有する債権を自働債権とする相殺の可否(積極)

二 債権者が債務者の第三債務者に対して有する債権を債務者に代わって取り立て、その支払を受ける旨の代理受領について第三債務者が承諾していた場合において第三債務者がした当該債権を受働債権、債務者に対して有する債権を自働債権とする相殺と債権者に対する債務不履行責任ないし不法行為責任の有無(消極)

(仙台判平21・10・28)

▽交差点における衝突事散により負傷した個人タクシーの運転手について、低髄液圧症候群の発症が否定された事例

(東京地判平22・3・4)

▽設置許可を受けて建設した産業廃棄物処理施設の操業の差止めを求める請求について、生命、身体の健康が侵害される蓋然性は認められないとして、棄却された事例

(名古屋地判平21・10・9 )

▽日本弁護士連合会の弁護士名簿への登録の請求の進達を拒絶されても、弁護士登録を請求した者は、資格審査会の会長兼弁護士会会長個人に対して損害賠償を請求することはできないとされた事例

(京都地判平21・11・19)

知的財産権

○特許権に基づく補償金及び損害賠償の請求事件において、第一審が、被疑製品が特許発明の技術的範囲に属さないことを理由として請求を棄却したのに対し、控訴審が、均等論の適用により、被疑製品が特許発明の技術的範囲に属する旨の中間判決をした事例

(知的財産高中間判平21・6・29)

○訂正審判請求につき、訂正後の請求項の一部について独立特許要件を欠くとし、その余の請求項についての判断を示すことなく請求全体を不成立とした審決が、判決において違法として取り消された後、一部の請求項については独立特許要件を欠くがその余の請求項については独立特許要件を備えるとしたものの、訂正審判請求は1体不可分に判断すべきであるとして請求全体を不成立とした審決(第二次審決)が、取消判決の拘束力違反を理由として取り消された事例

(知的財産高判平21・11・19)

○節分用の巻き寿司について使用される「招福巻」の文字は、普通名称に当たるとされた事例

(大阪高判平22・1・22)

商事

○経営破綻した貸金業を営む会社の代表取締役の会社法四二九条一項の損害賠償責任が否定された事例

(広島高判平22・2・19)

労働

▽被告会社のコンプライアンス規定に違反した等の理由でなされた解雇が有効と判断されて、地位保全等の仮処分命令申立てが却下された事例

(東京地決平22・2・26)

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