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判例時報 No.0424
             昭和40年11月21日 号 定価:円 (本体価格:円+10%税)

◆判例特報◆ ①道路交通取締法二四条一項、同法施行令六七条所定の緊急救護義務並びに報告義務の発生と操縦者等における被害者の殺傷の事実又は物の損壊の事実の認識(最大判昭40・10・27)   ②個人タクシーの免許 […]


◆判例特報◆

①道路交通取締法二四条一項、同法施行令六七条所定の緊急救護義務並びに報告義務の発生と操縦者等における被害者の殺傷の事実又は物の損壊の事実の認識(最大判昭40・10・27)

②個人タクシーの免許中請却下処分が審査手続に不公正な点ありとして取消された例(東京高判昭40・9・16)

③会社荒し等に関する贈収賄罪の公訴事実について「不正の請託」の証明がないとして無罪を言い渡した事例

―東洋電機カラーテレビ事件第一審判決(東京地判昭40・ 8・ 27)

◆判決録◆

行 政

◎一、地主所有の果樹が生立する果樹園に対する農地買収の適否

二、自作農創設特別措置法三条五項二号の規定による買収と買収面積の制限の有無(最二判昭40・8・2)

民 事

◎建物の一部の賃借人が他の部分を不法に占拠して賃借部分と併用している行為が著しい不信行為であるとして無催告の賃貸借契約の解除が許容された事例(最二判昭40・8・2)

○債権差押が厳密には競合していないが外観上競合すると見られる場合における第三債務者のなした供託の効カ(大阪高判昭40・7・8)

▽船荷証券のひな型(様式)には著作権は生じない(東京地判昭40・8・31)

▽一、建物の使用貸借と不法原因給付

二、所有権に基づく返還請求権にも民法七〇八条の適用がある(東京地判昭40・5・19)

▽満期未到来、受取人欄未補充の約束手形が破棄された場合の損害賠償(東京地判昭40・1・30)

▽一、戦前家を去る子が調停で財産的請求をしない旨約した合意は相続放棄とはいえない

二、右調停で分与を受けた財産を遺産分割に際し特別受益として考慮した例

三、右特別受益の評価方法(大阪地判昭40・1・18)

労 働

〇一、公職選挙に当り特定政党の候補者を支持する組合大会の決議は組合員に対し統制力を有しない

二、右決議に反して選挙運動をした組合員に対する懲戒処分を無効とした例(福岡高判昭40・4・22)

刑 事

〇同一被告人に対し一個の判決で自由刑の実刑と執行猶予とを同時に言い渡すことの適否(広島高判昭40・7・ 29)

▽保釈請求の留保に対し準抗告の申立ができるか(東京地決昭40・10・11)

▽刑の執行に関する異議申立の要件(東京地決40・9・22)

▽道交法一一七条の二のいわゆる酒酔い運転の罪および同法一二二条のいわゆる酒気帯び加重の規定は刑法三九条二項の適用を排除する「特別ノ規定」に該るか(積極) (秋田地判40・7・15)

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