判 例 特 報

①捺印のみによる株式の裏書譲渡と会社の株主名簿書換義務の存否（最三判昭38・10・1)

②菅生事件の弁護人の尋間傍聴記が名誉段損に当らないとされた例（東京高判昭38・9・26)

判 決 録

民 事

〇父母を同じくする兄弟姉妹関係のないことの確認を求めることの適否（積極）（東京高判昭38・4・8)

〇軍人恩給を受ける遺族が誰かは旧恩給法の規定によってきまる（東京高判昭38・2・28)

○許可営業をするための建物賃貸借と許可欠鉄の効力（大阪高判昭38・8・8)

〇登記の推定力の及ぶ範囲（大阪高判昭38・2・28)

▽ホフマン式計算の際に控除すべき単身勤労者の生計費の基準（東京地判昭38・7・12)

▽被害者と自動車の保有者との間の請求棄却の確定判決が保険会社に及ぼす効力（東京地判昭38・6・19)

▽他人の家屋の賃貸借とその解除（東京地判昭38・4・2)

▽訴訟告知人と利害関係を有しない者に対する訴訟告知と参加的効カ（大阪地判昭38・5・27)

▽事実上の養子と賃借権の相続（京都地判昭38・6・4)

商 事

▽代表取締役の一人の違法行為と他の代表取締役の第三者に対する責任（大阪地判昭38・1・25)

▽白地手形による付遅滞の効力（飯塚簡判昭38・7・22)

刑 事

▽弁護人の同意した証拠の証拠能力を否定し、被告人に不利な外形事実を排して無罪の言渡をした事例（大阪地判昭37・12・24)

▽道路交通法六二条（整備不良車両の運転禁止）の法意（湯沢簡判昭38・8・14)