判 例 特 報

①一部請求の訴提起と時効の中断

（最二判昭34・2・20）

②青色申告に対する更正決定又は審査決定には判断の根拠を納税者に理解できる程度に具体的に記載した理由をふさなければならない

（東京地判昭34・2・4)

判 決 録

行 政

〇行政処分取消訴訟において裁決書等に処分事由として明記されない事由を主張することができるか

（東京高判昭34・1・30）

民 事

◎賃貸借解約申入の正当事由の存否の判定につき資料となる事実の判示の程度

（最三判昭34・3・6)

◎法律上の保護に値しない契約と判定された事例

（最一判昭34・2・26)

〇仮差押執行取消決定の担保額の決定につき参酌すべき事情

（東京高決昭33・12・25)

▽借家権の共同相統があった場合における契約解除の相手方

（東京地判昭34・1・31)

▽一、事実たる慣習の意味

二、権利濫用の成否

（東京地判昭33・12・17)

▽一、競売手続開始後でも他に利害関係人が生じない間は代物弁済予約完結権を行使できる

二、抵当権の実行と代物弁済予約完結権の相互関係

（大阪地判昭33・12・8）

商 事

〇抵当権付債権弁済確保のために振り出された手形と悪意の取得

（大阪高判昭33・11・20)

▽線引小切手による株式申込証拠金の支払の適否

（東京地判昭34・1・31）

労 働

▽予備的解雇の意思表示の効力

（東京地判昭34・2・28)

刑 事

〇外国人登録申請義務のない者に対する虚偽申請罪の成否

（東京高判昭33・10・29)

〇いわゆる管理売春の意味

（東京高判昭33・11・11)

▽アベック殺し事件第一審判決

（東京地判昭33・12・25)

▽強盗致死被告事件につき少年法五五条により家庭裁判所に移送する決定をした事例

（大阪地判昭34・1・22)