判例時報 No.0140
昭和33年3月1日 号 定価:円
(本体価格:円+10%税)
判 例 特 報
①国民健康保険強制加入の合憲性
(最大判昭33・2・12)
②慰籍料額の算定に理由不備の違法があるとされた事例
(東京高判昭33・1・24)
③地方裁判所支部庁舎の扉ガラスの破壊と告訴権者
(東京高判昭32・12・27)
判 決 録
〇一、換地予定地指定の通知を受けない賃借権者の換地予定地指定の無効確認を求める法律上の利益
二、行政代執行法七条三項の異議訴願と行政事件訴訟特例法二条による訴願前置主義の関係
(広島高判昭32・9・19)
◎借地上の建物滅失の場合、残存期間を超えて存続すべき建物を建築しない旨の特約と借地法一一条低触の有無
(最一判昭33・1・23)
〇債権者が供託金を受領した場合の効力
(広島高判昭32・12・20)
○強制執行の停止と照査債権者のための執行手続の続行
(高松高判昭32・9・27)
▽忌避中立をうけた裁判官の言渡した判決の効力
(東京地判昭31・11・25)
▽妾に対する生活維持のためにする建物贈与は公序良俗に反しない
(東京地判昭32・12・9)
▽否認権行使の場合における同時履行の抗弁権の存否
(東京地判昭32・12・9)
▽真実でない新聞記事と謝罪広告
(大阪地判昭33・1・17)
▽滞納処分による債権差押と強制執行による債権差押並に取立または転付命令とが競合した場合の法律関係
(福岡地判昭32・7・2)
▽北鮮の夫と結婚した日本人の離婚と準拠法
(福岡地判昭33・1・17)
▽押印を欠く記名印のみの「拒絶証書不要」文句が有効と認められた事例
(東京地判昭32・12・16)
▽解雇の効力停止の仮処分の取消と解雇無効を前提とする賃金支払の仮処分の取消
(神戸地判昭33・1・25)
〇執行猶予中の数個の罪につき中間に確定裁判があるため二個の主文で刑を言渡しかつ執行を猶予する場合の刑期の制限
(福岡高判昭32・10・19)