判例時報 No.0135
昭和33年1月11日 号 定価:円
(本体価格:円+10%税)
判 例 特 報
①心中事件に実刑を言渡した一事例
(京都地判昭32・11・8)
②株金払込領収証の喪失者から会社に対し株券交付の請求があった場合における商慣習
(東京高判32・11・21)
③名義上の子たる表見相続人が善意の第三者となした取引の効力
(長崎地判昭32・10・22)
判 決 録
◎一、無記名定期(特別定期)預金債権の性質
二、他人の委託に基き無記名定期預金の預入れをした者がその氏を刻した印鑑を届出印鑑とした場合と預金債権の債権者
三、無記名定期預金の真の債権者でない者が単に届出印鑑のみを提出してなした相殺の効力
(最一判昭32・12・19)
〇抗告審における民訴法三一条の移送の申立と審判の権限の有無
(東京高決昭32・11・28)
〇共同代表の定めがない場合の代表取締役の一人による訴の取下
(福岡高判昭32・10・26)
▽仮処分異議訴訟における審判
(東京地判昭32・10・29)
▽借家契約に随伴する敷地使用の法律関係
(東京地判昭32・11・20)
▽無断転貸の当事者が共に悪意の場合における転貸賃料請求権の存否
(東京地判昭32・10・29)
▽地代家賃統制令二三条二項但書にいう建物及びその敷地の意義
(大阪地判昭32・8・9)
▽執行債権者および債務者を共同被告とする民訴法五四九条一項の訴の性賀
(長崎地判昭32・9・26)
○背任罪の構成要件たる目的が異る場合と訴因変更手続の要否
(東京高判昭32・9・5)
〇いわゆる村八分として暴力行為等処罰に関する法律一条一項(刑法二二二条一項)の罪にあたるとされた事例
(大阪高判昭32・9・13)