判例時報 No.0118
昭和32年8月1日 号 定価:円
(本体価格:円+10%税)
判 例 特 報
①自白に信憑性が乏しいとして最高裁において破棄自判し無罪を言渡した事例
―八丈島老婆殺し事件上告審判決
(最二判昭32・7・19)
②二つの朝鮮と国家賠償法における相互保障の有無―朝鮮人の国籍問題
(東京地判昭32・5・14)
判 決 録
▽農地買収処分による登記未了中に競売申立による競売開始決定があり、その申立登記がなされた場合と買収処分の効力
(長崎地判昭32・6・11)
〇強迫による契約の一事例
(東京高判昭32・5・30)
▽労働者の過失死と遺族補償の支払義務
(東京地判昭32・5・6)
▽賃貸家屋の返還をうけるまでという約定があっても必ずしも一時使用の借家契約とはいえない
(東京地判昭32・5・15)
▽一、期間三年の約定と一時使用の借地契約の成否
二、建物の買取請求後における地代支払義務
(東京地判昭32・5・15)
▽相続放棄の効力
(東京簡判昭31・8・21)
▽名誉段損罪における事実の証明と犯意
(大阪地判昭32・3・1)