判例時報 No.0103
昭和32年3月11日 号 定価:円
(本体価格:円+10%税)
判 例 特 報
①亡夫の両親殺しは尊属殺にあたらない死亡した配偶者の直系尊属の殺害(未遂)と刑法二〇〇条の適用
(最大判昭32・2・20)
②氏名と黙秘権
(最大判昭32・2・20)
③罹災都市借地借家臨時処理法一〇条の対抗力
(最一判昭32・1・31)
判 決 録
▽解職請求者署名簿の署名の効力に関する訴の利益ー地方自治法施行令一〇五条の法意
(東京地判昭31・12・15)
◎一、士地賃貸人が土地を引き渡さないためその地上に建物を建て新たに営業を始める賃借人の計画が実行できなかった場合と営業利益の喪失による損害の有無
二、右損害と賃貸人の土地引渡義務不履行との間の因果関係
三、損害額算定の基礎たる事実の主張の程度
(最三判昭32・1・22)
◎法人の代表者が法人のために占有する物について代表者個人は、占有訴権を有するか
(最二判昭32・2・22)
◎民訴法七七四条二項一号にいう「法律ニ於テ公示催告手統ヲ許ス場合ニ非サルトキ」 の意義
(最二判昭32・2・22)
〇夫に対する催告と妻の受領(広島高判昭32・2・4)
〇一、会社の設立登記と商法二〇条にいう商号の登記
二、商号との関係において会社の設立登記が許される条件
(東京高判昭32・1・21)
▽自己宛小切手の性質―支払委託の取消は可能か
(東京地判昭31・12・25)
〇一、強姦致傷の訴因に対し訴因を変更しないで強制猥褻致傷の事実を認定できるか
二、接吻と猥褻との関係
(東京高判昭32・1・24)