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判例時報 No.0087
             昭和31年10月1日 号 定価:円 (本体価格:円+10%税)

 


判 例 特 報

認知の訴において経験則上、父子関係が証明されたと認むべき一事例

(最一判昭31・9・13)

判 決 録

民 事

○一、代物弁済契約にもとづく不動産所有権移転請求権保全の仮登記の順位とその後別個の代物弁済契約にもとづいてなされた本登記の順位

二、仮登記当時なされた代物弁済契約と本登記にあたりなされた代物弁済契約とが同一の行為と認められない事例

三、抵当不動産の譲渡と詐害行為の成否(東京高判昭31・6・9)

〇債務名義表示の債権が仮差押の被保全債権以外の債権を含む場合と右債務名義に基く仮差押不動産に対する強制執行の許否(札幌高決昭31・8・20)

▽相続人数名が被相続人の土地明渡損害賠償債務を承継した場合と後者の可分債務性

―被相続人が土地明渡義務を負担(大阪地判昭31・5・13)

▽認知の訴に再審請求を認めた事例(京都地判昭31・6・25)

▽商標法九条の法定使用権の成立要件(東京地判昭31・6・5)

▽民訴法五九条の「同一の事実上及法律上の原因に基くとき」の意義(東京地判昭31・6・28)

商 事

○株式会社の重要な営業用財産の譲渡と特別決議の要否(東京高判31・6・23)

▽商法二五六条三項の場合に定時総会が所定の時期に開かれなかったときの取締役監査役の任期(横浜地決31・8・13)

労 働

▽ビケットの正当性の限度と仮処分の必要性とその限度(大阪地決昭31・7・ 7)

刑 事

〇電源ストが違法でないとされた事例(東京高判昭31・7・19)

〇公務執行妨害罪における暴行の程度(大阪高判昭31・6・27)

〇封印破棄罪の故意(札幌高函館支判昭31・8・21)

▽前借金と詐欺罪の成否(福岡地小倉支判昭31・6・18)

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