判例時報 No.0027
昭和29年6月15日 号 定価:円
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◆判例特報◆
団体等規正令一〇条三項により出頭を要求し刑罰をもってこれを強制することが憲法に違反する一事例(東京地判昭29・5・19)
◆判決録細目◆
◎借家法一条ノ二の 「正当ノ事由」の有無に関する判断につき審理不尽又は理由不備があるとされた事例(最三判昭29・4・20)
◎羅災都市借地借家臨時処理法二条三項にいわゆる正当な事由の有無を判定する基準(最二判昭29・4・30)
〇一、相続の放棄の中述受理の審判と不服申立
二、右申述書の偽造なることを理由とする右中述受理の審判取消申立の適否
三、右申述受理の審判と職権による取消変更の可否(東京高決昭29・5・7)
〇係争物に関する仮処分と民訴法七五〇条四項の準用(大阪高決昭29・3・25)
▽権利金の返還請求と不法原因給付(大阪地判昭29・4・6)
〇占有代理人に対する占有回収の訴と出訴期間(大阪高決昭29・2・5)
〇土地の無断転貸による借地権消滅後の建物買受人と建物の買取請求権(大阪高判昭29・3・26)
〇一、家事審判法一八条ニ項にもとづき事件を家庭裁判所の調停に付する旨の決定に対する抗告の適否
二、受訴裁判所が右条項にもとづき事件を管轄家庭裁判所でない家庭裁判所の調停に付することの適否(東京高決昭29・4・23)
▽株式の譲渡と新株引受権(福島地判昭29・1・29)
〇手形行為と会社の目的の範囲(大阪高判昭29・4・23)
〇被解雇者の工場侵入と建造物侵入罪(大阪高判昭29・3・10)
◎免許を受けないで焼酎を製造し、さらにその一部で合成清酒を製造した場合の罪数(最二決昭29・4・30)
◎不正な方法により得たパチンコ玉と引きかえに景品の交付をうける行為と詐欺罪(最三決昭29・4・27)
◎統制会社の嘱託は経済関係罰則の整備に関する法律第二条にいわゆるその他の職員にあたるか (最一判昭29・2・4)