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判例時報 No.2258
             平成27年7月21日 号 定価:845円 (本体価格:768円+10%税)

■判決録
<行政> 2件
<民事> 5件
<知的財産権> 1件
<刑事> 1件


◆記 事◆

最高裁民事破棄判決等の実情(上)――平成二六年度――……廣瀬 孝・市原義孝
現代型取引をめぐる裁判例 (376)……升田 純

◆判決録細目◆

行 政

◎西宮市営住宅条例(平成九年西宮市条例第四四号)四六条一項柱書き及び同項六号の規定のうち、入居者が暴力団員であることが判明した場合に市営住宅の明渡しを請求することができる旨を定める部分と憲法一四条一項及び二二条一項

(最二判平27・3・27)

▽弁護人が面会室内で写真撮影を行っていたことを理由に、拘置所職員が接見を中断・終了させた行為が国家賠償法上違法であると認定した事例

(東京地判平26・11・7)

民 事

○調査嘱託に対する回答拒否、弁護士照会に対する報告拒否について、申立者・申出者の権利・法益侵害を否定し、嘱託先・照会先の不法行為を否定した事例

(福岡高判平25・9・10)

○東日本大震災の際、銀行支店の屋上に避難していた行員等が津波により死亡する等した場合、大津波が予測されなかったとして銀行の安全配慮義務違反が否定された事例

(仙台高判平27・4・22)

▽鋳物製造工場内の失火につき重大な過失が認められた事例

(東京地判平27・1・15)

▽機械装置の部品として使用された汎用品である電磁弁について、同装置の製造業者が設定した部品の使用状況等を考慮して、欠陥が否定された事例

(東京地判平27・1・16)

▽傭船料債権の支払請求及びこれが共益債権に当たることの確認請求に係る訴えについて、当事者間の仲裁合意の対象であるとして却下を求める被告の本案前の抗弁に理由がない旨を中間判決で判示した事例

(東京地中間判平27・1・28)

知的財産権

▽ビタミンD誘導体の製法に関する特許について,均等侵害が認められた事例

(東京地判平26・12・24)

刑 事

▽道路交通法違反保護事件により保護観察決定を受けた少年について、身代わり犯人であったことが判明したため、当該決定を取り消すとともに、同事件につき不処分とした事例

(千葉家決平26・6・30)

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