判例時報 No.0401
昭和40年4月1日 号 定価:円
(本体価格:円+10%税)
判例特報 ①従前の土地の一部の賃借人が権利申告の手続をしない場合の仮換地に対する使用収益権の有無(最大判昭40・ 3・10) ②客の飲食代金債務についてホステスのなした保証契約の効力(東京地判昭39・12・17) ③ぶど […]
判例特報 ①従前の土地の一部の賃借人が権利申告の手続をしない場合の仮換地に対する使用収益権の有無(最大判昭40・ 3・10) ②客の飲食代金債務についてホステスのなした保証契約の効力(東京地判昭39・12・17) ③ぶど […]
判例特報
①従前の土地の一部の賃借人が権利申告の手続をしない場合の仮換地に対する使用収益権の有無(最大判昭40・ 3・10)
②客の飲食代金債務についてホステスのなした保証契約の効力(東京地判昭39・12・17)
③ぶどう酒に毒物を混入して多数を死傷させた事案につき、被告人の犯行と認めるに足りる証拠がないとして無罪を言い渡した事例
―名張毒ぶどう酒事件第一審判決(津地判昭39・12・23)
◎一、候補者の氏名および党派別の掲示で一候補者の所属政党を無所属と誤記した違法と選挙の結果に異動を及ぼすおそれの有無
二、選挙訴訟の係属中候補者の死亡した場合と訴の利益(最一判昭39・12・10)
▽地番を誤って表示した農地買収処分が無効とされた事例(京都地判昭39・11・18)
◎利息制限法所定の制限をこえる利息・損害金は当然に残存元本に充当されるか(最三判昭40・2・9)
◎賃料は当分無料とするが追って協議してその額を定める約定をもって賃貸借契約が成立したとされた事例 (最三判昭40・2・23)
〇一、過失相殺につき一〇才と八才の幼児の過失を認めなかった事例
二、幼児の受傷に対する慰籍料額の一例(大阪高判昭39・ 11・28)
〇土地収用法七一条、七二条の「相当な価格」の意義(大阪高判昭39・11・9)
▽中間省略の登記には関係者全員の同意を要する(東京地判昭39・11・20)
▽登記の欠訣を主張する正当な利益を有する第三者に当らない事例(東京地判昭39・11・26)
▽夫婦間における贈与契約の取消の発言が一時の興奮からなされた感情的な言辞で有効な意思表示とは認められないとされた事例(東京地判昭39・10・10)
▽子の氏の変更を親の家族の幸福が損われるとして許さなかった例(東京家審昭39・12・14)
▽農地が転々譲渡された場合最終譲受人が農事調停によってその権利取得を承認されたときは途中の譲渡につき知事の許可を要しない(大阪地判昭39・12・9)
▽滞納処分による債権の差押と被差押債権に対する時効中断の効力(大阪地岸和田支判昭39・12・17)
▽狩猟中過失により右眼を失明させた事故に四〇万円の 慰籍料を認めた例(浦和地判昭40・1・18)
▽建物収去土地明渡の請求が権利の濫用とされた事例(福岡地小倉支判昭39・9・1)
◎株主総会における株式会社役員退職慰労金支給に関する「金額、支給期日、支払方法を取締役会に一任する」との決議を有効とした事例(最二判昭39・12・11)
▽手形を共同で取得した場合の法律関係(東京地判昭39・8・17)
◎道路交通法六四条違反の無免許運転の所為と同法五七条一項の乗車制限違反の所為とが同一の運転の機会に行われた場合の罪数(最二決昭40・1・29)
◎死者名義の約東手形の振出行為が有価証券偽造罪にあたるとされた事例(最三決昭39・12・25)