判例時報 No.0095
昭和31年12月21日 号 定価:円
(本体価格:円+10%税)
判 例 特 報
①編集デスクの潤色に因る新聞記事による名誉段損(東京地判昭31・11・5)
②野球観覧券の売渡と物価統制令九条ノ二 (大森簡判昭31・11・78)
判 決 録
◎大森警察署の制服着用の巡査が、不審尋間をよそおい被害者から提出された金品奪取の目的で被害者を射殺した行為につき、国家賠償法一条により、自治体警察の運営者である東京都に賠償の責任ありとされた事例(最二判昭和31・11・30)
◎賃金債権に対する相殺の許否(最二判昭31・11・2)
〇大型バス運転者の注意義務(東京高判昭31・10・8)
〇相手方に代理人の選任を一任することが民法一〇八条の違反とならない事例(東京高判昭31・10・30)
〇抵当権設定の予約に基く抵当権登記未済中の目的物件処分による担保喪失と連帯保証人の免責(広島高判昭31・9・4)
▽債権者の担保保存義務違反と連帯保証人の免責(静岡地判昭31・9・4)
▽建築基準法と隣地通行権の関係(東京地判昭31・9・7)
▽株主の代表訴訟の許されない事例(東京地判昭31・10・19)
▽人員整理と信条による差別(神戸地判昭31・7・20)
◎銃砲刀剣類等所持取締令一五条のあいくちに類似する刃物
―刃渡約一四糎の登山用ナイフ (最三決昭31・9・25)
◎職業安定法六三条の罪の事件は合議事件か(最二判昭31・10・5)