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判例時報 No.2348*
平成29年12月11日 号 定価: 830 円(税込)

許可抗告事件の実情
 ──平成二八年度──……小林宏司・後藤一章
 
岐路に立つ裁判官(9)
 刑事裁判において冤罪防止上特に考慮すべき事項……木谷 明
 
■判例特報
 裁判員への声かけ事件第一審判決(福岡地判平29・1・6)
 
■判決録
<民事> 1件
<知的財産権> 1件
<商事> 1件


◆記 事◆

許可抗告事件の実情──平成二八年度──……小林 宏司・後藤一章
岐路に立つ裁判官(9)
 刑事裁判において冤罪防止上特に考慮すべき事項……木谷 明

◆判例特報◆

 一 裁判員に対する声かけが、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律一〇七条一項の「威迫の行為」及び同法一〇六条一項の「請託」に当たるとした事例(①事件)
二 裁判員に対する声かけが、「威迫の行為」には当たるが「請託」には当たらないとした事例(②事件)
  ――裁判員への声かけ事件第一審判決(①、②福岡地判平29・1・6)

民 事

○収益物件である競売建物につき契約書記載の賃料額と実際に支払われている賃料額とに齟齬があるのにその事実が現況調査報告書に記載されていなかった場合において、現況調査の違法を理由とする買受人の国家賠償請求が控訴審で第一審より増額して認容された事例

(大阪高判平29・1・27〈参考原審:大阪地判平28・4・15掲載〉)

知的財産権

▽大阪城や海遊館などの観光施設を表す「ピクトグラム」等について著作物性を肯定し、ピクトグラムの「使用許諾契約」の終了による原状回復義務等を認めたものの、契約当事者たる地位を承継したと主張する原告は、著作権の登録なくして契約上の地位を主張することはできないとした事例

(大阪地判平27・9・24)

商 事

○一 「和牛預託商法」において、繁殖牛不足が恒常化していた時期以降の資金集めが、特定商品等の預託等取引契約に関する法律四条一項のみならず、出資法二条にも違反する違法なものであるとされた事例
二 有限会社の名目的取締役について、およそ経営に関与できる状況がなかったとの事情の下で、当該取締役の第三者に対する損害賠償責任が否定された事例
三 定款により監査役の監査の範囲を会計に関するものに限定している非公開会社が、会社法二条六号所定の「大会社」となったにもかかわらず、会計に限定した非常勤監査役を選任していた場合において、当該監査役は職務上の義務は会計監査に限定されると判断し、当該監査役の第三者に対する損害賠償責任が否定された事例

(大阪高判平29・4・20)

※訂正箇所

●本誌112頁・3段・6~7行目
 誤 …江頭=中村編著・前掲書四〇〇…
 正 …相澤哲ほか編著・論点解説・新・会社法(商事法務、二〇〇六)四〇〇…

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