判 例 特 報

①白山丸帰国者事件第一審判決

（青森地判昭33・12・24)

②殺人罪につき刑の執行を猶予するのを相当とした一事例

―大学教授夫人の息子殺し事件第一審判決

（東京地判昭33・12・15）

③停電ストおよび電源ストが違法な争議行為にあたる事例

（①②とも最一判昭33・12・25)

判 決 録

行 政

▽暇庇ある行政処分の取消が適法とされた事例

（東京地判昭33・12・18)

民 事

○国からした契約解除が信義則に反し無効と認められた事例

（東京高判昭33・12・18）

○借家法七条の「建物ノ賃貸」の意義

（広島高岡山支判昭33・10・31）

▽主観的予備的併合の適否

（東京地判昭33・12・6）

▽火傷で歩行能力を減退した小学生はべかりし財産上の利益の賠償を請求できない

（東京地判昭33・11・20）

▽犬を散歩に連れ出す場合の注意義務

（東京地判昭33・12・27）

▽疎遠になった内縁の夫婦の貞操義務

（東京地判昭33・12・25）

▽遺産分割を求める家事審判事件で、遺産分割の協議の成否に争のある場合と家庭裁判所の措置

（盛岡家審昭33・9・30）

商 事

〇有限会社の社員の持分譲渡の制限に関する規定（有限会社法一九条）の法意

（東京高判昭33・11・6）

〇通運約款の免責条項が適用された事例

（札幌高判昭33・11・12)

刑 事

◎団体交渉の際の暴行脅迫と期待可能性

（最三判昭33・11・4)

〇日活国際会館愛人殺し事件控訴審判決

（東京高判昭33・12・25)

〇営利の目的で生あへんを譲り受け、これを他に譲り渡した場合の罪数

（大阪高判昭33・12・23）

▽千葉銀行恐喝事件第一審判決

（千葉地判昭33・12・24)