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2310

判例時報 No.2310
平成28年12月21日 号 定価: 830 円(税込)

許可抗告事件の実情
 ──平成二七年度──……尾島 明・佐古智昭
 
現代型取引をめぐる裁判例(410)……升田 純
 
対話小説★戦後裁判官物語(6)……乗本太市
 
追悼 下平健一
 
■判決録
<行政> 2件
<民事> 7件
<知的財産権> 1件
<労働> 1件
<刑事> 1件


◆記 事◆

許可抗告事件の実情──平成二七年度──……尾島 明・佐古智昭
現代型取引をめぐる裁判例(410)……升田 純
対話小説★戦後裁判官物語(6)……乗本太市
追悼 下平健一

◆判決録細目◆

行 政

◎信託契約の受託者が所有する複数の不動産の固定資産税に係る滞納処分としてされた、右不動産のうちの信託財産である土地とその上にある固有財産である家屋に係る賃料債権の差押えが、適法であるとされた事例

(最三判平28・3・29)

▽地方自治法一〇〇条一四項の政務調査研究費と四号住民訴訟

(東京地判平28・3・11)

民 事

○情報システムのパッケージソフトの導入請負契約に基づく未払請負代金請求について、基本合意と契約書による合意から債務の内容を確定して仕事の完成を認め、錯誤による契約無効とした原判決を取り消した事例

(東京高判平26・11・26)

○①被相続人の身の回りの世話をしてきた近隣在住の知人及び、②被相続人の成年後見人であり後見人報酬を得ていた四親等の親族について、それぞれ特別縁故者であることを否定した原審判を変更し、各五〇〇万円の財産分与を認めた事例

(大阪高決平28・3・2)

○貸金業者に対する一四〇万円を超える過払金返還につき、債務者が司法書士を代理人とする委任契約を締結し、司法書士が締結した和解契約が弁護士法七二条本文により無効とされる場合に、債務者が無効を主張することが信義則に反しないとされた事例

(名古屋高金沢支判平27・11・25)

○普通乗用自動車との接触事故により頭蓋底骨折等の傷害を負った原動機付自転車運転者の自賠法三条に基づく損害賠償請求について、同条ただし書に基づく免責の主張を認め、請求を全部棄却した事例

(広島高岡山支判平26・8・7)

○火災事故に遭ったことを理由とする企業総合保険契約に基づく保険金請求訴訟において、火災事故が保険契約者の故意又は法令違反によるものであるから免責される旨の保険会社の主張を認めず、保険金の支払を命じた事例

(広島高判平27・11・18)

▽芸能プロダクションに所属していた女性アイドルが男性ファンと交際する等したことによる不法行為責任、債務不履行責任が肯定された事例

(東京地判平27・9・18)

▽親権停止の審判後、原因が消滅したとして親権停止審判を取り消した事例

(和歌山家審平27・9・30)

知的財産権

○物の発明において「公然実施」が認められた事例

(知財高判平28・1・14)

労 働

▽一 使用者の就業規則における変形労働時間制は、変形期間における各日、各週の労働時間の特定を欠き、労基法三二条の二の要件を満たさずその適用がないとされた事例
二 割増賃金不払につき、付加金の支払を命じた事例

(東京地判平27・12・11)

刑 事

▽自動車を運転して左折する際に自転車と衝突し、その運転者に傷害を負わせた事案について、検察官において、関係証拠をより慎重に検討していれば、起訴されなかった可能性が否定できないことや、長期間にわたって応訴を強いられた訴訟経過等を考慮し、刑を免除した事例

(横浜地判平28・4・12)

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